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ホワイト企業の特徴10選 -ブラック企業を選ぶな-

ホワイト企業の特徴を知りたい人「そもそもホワイト企業とはどのような企業のことだろう。ホワイト企業の特徴を知りたい。ホワイト企業で働くとどのようになるんだろう。」
こういった疑問に答えます。

本記事の目次

  • ①そもそもホワイト企業とは
  • ②ホワイト企業の特徴10選
  • ③ホワイト企業に勤めるとどのようになるのか

①そもそもホワイト企業とは


ホワイト企業が何なのかわからない方は多いと思います。ホワイト企業と聞いて、どのようなイメージでしょうか。
「残業時間が少ない」「給料が高い」など、人によってさまざまかと思います。
また、ブラック企業でないならホワイト企業というわけではありません。
ホワイト企業とは、一般的に、仕事量が適切。待遇が良い。といったように労働環境が良いとされている企業のことを言います。
ですが、「残業時間が〇時間以内」「年収が〇万円以上」といった明確な定義はありません。
当記事では、ホワイト企業の特徴をまとめましたので、それらの特徴を参考に自分にあったホワイト企業を見つけましょう。

②ホワイト企業の特徴10選

  • 1.残業が少ない
  • 2.有給休暇取得率が高い
  • 3.基本給が高い
  • 4.福利厚生が充実している
  • 5.休日数が多い
  • 6.離職率が低い
  • 7.明確な評価制度がある
  • 8.賞与が支給される
  • 9.社員の年齢層に偏りがない
  • 10.コンプライアンスが守られている

 

1.残業が少ない

残業が少ないことは、ホワイト企業の特徴のひとつです。
仕事をするうえでは、業務量が多かったり期限がせまっていたりするなどして、勤務時間内に終わらないというケースがあります。ホワイト企業でも残業が皆無ということではなく、仕事内容や時期によっては、多少の残業が発生することもあります。
残業がないことそのものが、ホワイト企業を示すわけではないです。
ホワイト企業は就業規則がしっかりとしており、業務内容も適切な振り分け方をしているため、社員ひとりに無茶な残業を強いることはありません。社員に対してサービス残業も求めないので、残業時間に応じた報酬をしっかりと受け取ることも出来ます。
また、家庭の事情などで残業がむずかしかったり、退社後に用事があることを前もって伝えていたりするにもかかわらず残業を強制する、ということもほぼないでしょう。

2.有給休暇取得率が高い

ホワイト企業は、一般的な企業と比べて有給休暇が取りやすい傾向にあります。
そもそも有給休暇は労働基準法によって義務付けられており、労働者なら誰でも取得できる権利です。
しかし、企業は社員が労働しなくても報酬を払わなければならないため、有給休暇を嫌がる場合もあります。余裕のない企業の場合「有給を取らせない空気」が蔓延していることもあります。ホワイト企業ではそのようなことはなく、社員全員が有給休暇を消化できるように社内環境を整えています。
有給休暇が取りやすい企業かそうでないかは、有給休暇取得率の高さを調べるとある程度推測することが可能です。

3.基本給が高い

ホワイト企業の多くは、基本給が高めに設定されていることが多いといえます。
企業が高い基本給を設定できるのは、安定した業績を上げているからこそであり、倒産などのリスクが低いことの証明といえます。
また、基本給の高さは安定した年収につながります。企業というものは業績が悪化すると最初にボーナスを減らすことが少なくありませんが、基本給はすぐに下がる可能性は低いためです。
基本給があまりに低いと「残業代で稼がなければ」ということになり、遅くまで会社に残ったり過重労働で体調を崩したりする可能性があります。

4.福利厚生が充実している

ホワイト企業は、通勤手当や家賃補助などの福利厚生が充実しています。
福利厚生が充実しているホワイト企業では、たとえ基本給が他の企業と比べて安く感じても、各種手当を合計すると収入が他の企業を上回ることもあります。そのような企業は、ホワイト企業であるといえます。
たとえば毎月数万円の家賃補助が出る企業の場合、本来であれば自分で支払う家賃の一部を会社が負担してくれるため、支出を減らすことができます。
企業を見極める際には給料の額面だけで判断するのではなく、トータルの支給額で考えるようにすることが大事です。

5.休日数が多い

ホワイト企業は、休日数が多くワークライフバランスを良く保てます。
企業によって休日数にはばらつきがありますが、完全週休2日制でかつ祝日が休みだと年間休日は120日となります。さらに年末年始や夏季休暇のある企業は休日が増るので、年間休日が125日以上であればホワイト企業と捉えることができます。

6.離職率が低い

ホワイト企業は、他の企業に比べて離職率が低い傾向にあります。
離職率の低さは、入社した社員が働きやすい職場であることの証明であり、そのことからも待遇面の充実が想像できます。
平均勤続年数の長さや離職率の低さは、ホワイト企業を見極める時の目安として優れているため、必ず確認しましょう。
企業のくわしい離職率が知りたければ、就職四季報を参考にすると役立ちます。正確な情報を知りたい場合には、きちんとした裏付けを取った信頼できるデータを参考にすることをおすすめします。
就職四季報には「新卒入社3年後離職率」という項目があるため、新卒で就職活動している場合にはとくに参考になります。

7.明確な評価制度がある

仕事に対する明確な評価制度があるのも、ホワイト企業の特徴です。
企業における評価は、営業成績などの目に見えるデータに限らず、社員の勤務態度や職場に対する貢献度も含まれます。なぜならば、会社の仕事は直接的に売り上げに貢献する仕事ばかりではなく、縁の下の力持ちのように目立たない仕事もあるためです。
評価制度がしっかりとしているだけでなく、それが給料や役職などに反映されることで、社員も納得して気持ちよく働くことができます。

8.賞与が支給される

賞与(ボーナス)は法律で支給が義務付けられているものではないため、ホワイト企業の多くは賞与が支給されると考えられます。
ただし、金額については単純に賞与の回数だけで判断しないことが大切です。賞与を年3回支給する企業であっても、年2回の企業よりも年間の支給額が少ないこともあります。賞与の金額まで調べることは難しいと思いますが、平均年収なども併せて考える必要があります。

9.社員の年齢層に偏りがない

ホワイト企業は社員を大切にします。
つまりブラック企業と比較するとリストラなどのリスクが低いでしょう。また働いている人の方も居心地がいいため、自分から辞めることはまずありません。そのため社員の年齢層が20代(場合によっては10代)から50代まで均等になっており、年齢層の偏りが比較的ないと言えます。
このような会社は、年齢層の偏りがないため専門技術やノウハウの継承がうまくいきます。会社の運営に好影響ですし、社員にとってますます居心地のいい職場になるという好循環が生まれます。一方で年齢層が極端な会社は気をつけるべきです。創立して5年以上経っているのに、30代の社員が全くいないという極端な会社は離職率が高い可能性があります。

10.コンプライアンスが守られている

ホワイト企業は、コンプライアンスをしっかりと守っています。
コンプライアンスとは、「法令遵守」という意味を持つこの言葉は政治の世界などでも広く使われています。
コンプライアンスを守って会社を経営していくことは、社員が働きやすくなるだけではなく、企業のイメージにも関係してきます。
コンプライアンスを守らない企業はやがて社員から内部告発をされたり、世間を騒がせてしまうような問題に発展したりして、企業イメージが悪くなってしまう可能性があります。
ホワイト企業ではコンプライアンスを守ることを大事に考えており、社員に対しても研修なども定期的におこなっています。

③ホワイト企業に勤めるとどのようになるのか

1.プライベートを充実させることができる

ホワイト企業の場合、残業時間が少なかったり休みが取りやすかったりするためプライベートにあてる時間が長くなります。
また、たとえばレジャーや宿泊施設での優待などプライベートが充実するような制度も備わっているかもです。
他にも出産や介護などライフスタイルが変化しても仕事がしやすかったりと、プライベートを大切にしたい人にとってホワイト企業はぴったりだと言えます。

2.安定感のある環境で働くことができる

就職するにあたって長く安定して働き続けたいと考えている人も多いかと思います。
労働環境の充実は経営が安定しているからこそできることですので、ホワイト企業は安定感のある環境だと言えるでしょう。
また経営面だけでなく、充実した労働環境であれば社員の気持ちやモチベーションという観点からも長く働きやすいと言えます。
周りも長く働いている人が多ければ仕事を丁寧に教えてもらえたりと、安定感のある環境にはさまざまなメリットがあります。

3.社員同士の仲が良好になりやすい

ブラック企業の場合、仕事の過酷さから心に余裕がなくなってしまう社員も多いでしょう。自分に余裕がない人は周囲に気を配ることも難しいですよね。
反対に、ホワイト企業の場合は環境が整っているからこそ、周囲との関係性が良好になりやすいと考えることができます。
働き方に余裕があれば「みんなで頑張っていこう」「何かあったらフォローしよう」と部署やチームの団結力が高まりやすいものです。人間関係を大切にしたい人もホワイト企業が合っていると言えます。
 

✔まとめ

大事なのは、自分がどんな企業を理想としているのかを明確にして企業選びを進めることです。想像するホワイト企業は人によって異なります。
入社後いきいきと働けるように、今回解説した内容を参考にしながら自分に合ったホワイト企業を見つけていきましょう。

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