ミニマリストに関して知りたい人「ミニマリストってなんなんだろう。ミニマリストのメリットがわからない。ミニマリストに向いている人ってどんな人だろう。」
こういった疑問に答えます。
本記事の目次
- ①ミニマリストとは
- ②ミニマリストのメリット
- ③ミニマリストのデメリット
- ④ミニマリストに向いている人
①ミニマリストとは
ミニマリストとは、衣食住について必要最小限の物で生活をするライフスタイルを実践している人のことをいい、
「最小限の」という意味の「minimal(ミニマル)」から派生したものです。
ミニマリストは、過剰なまでにものを持たない生活をイメージしてしまいますが、本来のコンセプトは「自分にとって本当に必要な物を厳選し、それだけを持って豊かに暮らすこと」にあり、必要な物の量は人によってさまざまです。
また、よく似ている考え方やライフスタイルに「断捨離」「シンプリスト」があります。いずれも必要以上に物を持ち過ぎないことや必要な物を選んで、ていねいで豊かな暮らしをすることを目的にしていますが、基本のコンセプトはそれぞれ異なります。
②ミニマリストのメリット
ミニマリストについてを理解したところで、ここではミニマリストのメリットをご紹介します。
お金の節約になる
ミニマリストの視点を持つと、必要な物を見極める癖がつきます。普段の買い物やネットショッピングなど、一時的な欲求でついつい無駄遣いしてしまうケースがありますが、見極める癖がつけば踏みとどまって考える余裕が生まれます。
物が減ることで収納スペースも必要なくなり、また物が少ないと部屋自体が広く見えるため、極論を言えば家賃の安い小さな部屋で十分な生活を送ることができるかもしれません。無駄遣いをしなくなった分、「少し高くても必要な物」や「自分を満たしてくれる物」にお金を回すことができ、満足度の高い生活に繋がります。
自由時間が増える
掃除の時間、服を選ぶ時間、必要な物を探す時間、持ち物確認する時間。日々生活する中で当たり前に行っている作業をふと考えてみると生産性のない作業が積み重なっています。仕事や家事など時間に追われて「やらなければいけないこと」が「やりたいこと」の時間を奪っているケースは現代においてよく取り上げられています。前者の時間を短縮することで、自由に使える時間が増え、趣味や友人や家族と関わる時間、睡眠など自分の求めるものに時間を投資できます。
自己理解が深まる
ミニマリスト的思考が人生で役に立つ要素に自己理解があります。 日頃から取捨選択を繰り返すことで、自分の欲求や価値観と向き合い、認識する機会が増えます。自分が大切にしたいものの優先順位や軸が定まることで、人生の限りある時間をより自分を満たす時間に当てることができます。やりたいことや趣味が見つからない、忙しさに追われて時間を無駄にしている感覚がある方にとっては自分の大切にしていることを見直し、時間の過ごし方を見直すきっかけになるかもしれません。
生産性が上がる
生産性が上がる点もミニマリストが得られるメリットです。 リモートでの勤務や勉強時間など、自分でモチベーションを高めて作業する必要がある場面では、いかに目の前の作業に集中して生産性を上げられるかが重要になります。物が無いことに付随して、目に入る情報がシンプルになり、気が散る原因を減らすことができます。一つの物事に対する効率を上げていくことで、結果多くのタスクを短い時間で終わらせることに繋がり、達成感と切り替える力を得ることができます。
暮らしと心にゆとりが生まれる
挙げてきたメリット、金銭面・時間・選択、全てにおいて絡んでいるのが精神的なゆとりです。 日々の生活において、余白の有無(精神的要素も物理的要素も含む)は人生の質の向上に影響を与えます。自分の軸がはっきりすることで、選択に自信が持てるようになり、周りの人の基準ではなく自らの意思で物事を進めることで、自己肯定感が上がります。このサイクルが回ることで他人に左右されず、「自分の人生」を歩める人になれます。
③ミニマリストのデメリット
メリットの一方で、ミニマリストの考え方や生活によっては弊害が起こる場合もあります。デメリットも理解した上で、自分にあった生活を判断することが大切です。
人と衝突が生まれる可能性
「ミニマリズムはあくまで自分の価値観である」という視点がないと、周りの人との関係性に衝突が起きてしまう可能性もあります。周りの環境をイメージしてみると気がつくように、まだまだミニマリストの人数は多いとは言えません。特に、同じ空間で暮らす人がいる場合も注意が必要です。自分がいらないから捨てたとしても、相手にとっては重要度の高い物だった、というケースも起こりうります。価値観は人それぞれで自分が全てではない、という考え方を念頭に置いて関わることが大切です。
必要なものも捨ててしまう
捨てることへの判断基準が低くなった時の注意点に、本当は必要な物を捨ててしまうケースがあります。替えが効くものであれば再購入や類似品での代用が可能です。しかし終売品やオリジナルの物、個人的な資料など戻ってこない物の場合は事前の注意が必要です。必要な物の量は人それぞれであり、ミニマリストを完璧に真似する必要はありません。捨てる際には本当に不要な物か確認すると良いでしょう。
急な生活変化に対応しにくい
普段の生活においてメリットの多いミニマリスト。しかし、災害や急な生活変化への柔軟性は低いです。例えば豪雨などにより外出不可や停電に巻き込まれた際、必要最低限の生活には数日間持ち堪えられる量の食事と水、衣類が必要になります。特に日本は自然災害が多く、このような突然の事態が起こる確率が高い国です。万が一を考えると捨てられない物が増える、と取捨選択のバランスに戸惑うかもしれませんが、最低限の暮らしができるような備えは視野に入れておく必要があります。
④ミニマリストに向いている人
ミニマリストに向いている人は、ずばり「自分の心地よさ、熱意を大事にしたい。そしてそのために考えて行動できる性格」の持ち主です。
- モノは買うまえに情報を調べる
- 他と比較して厳選する
- 物事の本質を知ろうと思う
- 自分を大事にできる
自分が何に対してどのくらい幸せを感じるのかを見極めた上で、モノやコトにお金(=自分のリソース)を分配することがとっても重要。本質をみようとしないと、モノやコトに振り回されるばかり。そして自分の感覚や意見すら大事にできなければ、本当に必要なモノも見つけることができません。
例えば、部屋を片付けるといった場面でも、「これは〇〇だから本当に大事だな」「これはそこまで必要でもないな」「これは絶対にいらないな」と、しっかりといるいらないを考え抜ける思考力がポイントになります。これができない人は、「なんとなく大事だからとりあえず残すか」といって、中途半端に物をとっておいてしまいがち。こうなってはいつまでたっても断捨離は終わりません。
✔まとめ
今回は「ミニマリスト」をテーマに解説しました。「ミニマリストってよくわからない」「ミニマリストのメリットがわからない」そんな方でも、ミニマリストについてイメージができたのではないかと思います。
自分自身にあった生活スタイルで気持ちよく生活をしていきましょう。